<dfn>…… 用語が使用されていることを示す
<dfn>タグは、用語が使用されていることを示す際に使用します。<dfn>~</dfn>の中には用語を配置しますが、その直近の親要素となる<p>・<dl>・<section>などの中には用語の定義内容を一緒に入れる必要があります。
title属性は様々な要素で使用できる汎用的な属性ですが、<dfn>にtitle属性を指定した場合には特別な意味を持ちます。<dfn>のtitle属性には、定義される用語の正式な名称を指定します。また、<dfn>~</dfn>の直下に<abbr>を配置した場合には、<abbr>のtitle属性の値が定義される用語の正式な名称を表すことになります。
dfn要素の祖先となる要素にtitle属性を指定しても、dfn要素には影響を与えません。
■HTML4.01からHTML5へのバージョンアップによる変更点
dfn要素は、HTML4.01からHTML5へのバージョンアップで大きな変更はありません。
■使用できる属性
- title属性
- 定義される用語の正式な名称を指定
以下の使用例では、<dfn>の直下に<abbr>を配置して、定義される用語の正確な名称を指定しています。また、二度目に用語が登場する箇所では、最初に用語が登場した箇所へリンクすることで、同じ用語であることを明確に示しています。
■HTML5での使用例
[html]
<p>
いま解説している
<dfn id="sample">
<abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr>
</dfn>
は、ウェブページを作成するための言語の一つです。
</p>
<p>
<a href=#sample><abbr title="HyperText Markup Language">HTML</abbr></a>
はそれほど難しいものではありません。簡単なウェブページなら
数種類のタグを覚えれば十分に作成することが可能です。
</p>
[/html]