span要素[HTML5]

<span>…… ひとつの範囲として定義する

<span>タグは、ひとつの範囲として定義する際に使用します。

<span>はそれ自身では何も意味を持っていませんが、style属性・class属性・lang属性・dir属性などの属性と一緒に使用する場合に便利な要素です。これらの属性と組み合わせることで、<span>~<span>で囲まれた範囲にスタイルシートやスクリプトを適用したり、その範囲の言語や表記方向を指定することができます。

lang属性は、言語を指定する際に使用します。例えば、日本語の本文中に部分的に英語が混じる場合などに、読み上げブラウザなどへの影響を考慮して言語を指定します。lang属性の値は、日本語ならja、英語ならenとなります。

dir属性は、テキストの表記方向を指定する際に指定します。dir属性の値は、表記方向が左から右ならltr(left-to-right)、右から左ならrtl(right-to-left)となります。

■HTML4.01からHTML5へのバージョンアップによる変更点

span要素は、HTML4.01からHTML5へのバージョンアップで大きな変更はありません。

■使用できる属性

lang属性
言語を指定(日本語ならja、英語ならen)
dir属性
文字表記の方向を指定(左から右ならltr、右から左ならrtl)

■HTML5での使用例

[html]
<p>
絵の具の
<span style="background-color: #0099FF">青色</span>と
<span style="background-color: #FFFF00">黄色</span>を混ぜると
<span style="background-color: #33CC33">緑色</span>になります。
</p>
[/html]

参考:http://www.htmq.com/html5/span.shtml

カテゴリー: HTML5, HTMLの基礎知識, ナレッジノート   パーマリンク