<input type="url">…… URLの入力欄を作成する
<input>タグのtype属性でtype="url"を指定すると、URL入力欄が作成されます。
name属性は入力欄に名前を付ける属性ですが、<form>でデータが送信される際、name属性で指定した名前と、入力された値が一組になって送信されます。
size属性とmaxlength属性はそれぞれ、URL入力欄の表示サイズと、入力できる最大文字数を指定します。
type="url"をサポートしている一般的なブラウザでは、入力された値が「http://」で始まる妥当な絶対URLでは無い場合にバリデーションが働くようです。ただし、HTML5の仕様では、ユーザーエージェントは妥当な絶対URL以外も入力可能にしたり、ユーザーが入力した文字が必ず妥当な絶対URLとなるようにを自動的にエスケープすることもできるとされており、実際にどのような動作となるかは、ユーザーの利用するユーザーエージェント次第と言えるでしょう。type="url"を指定しておけば、必ずユーザーに正確なURLを記入してもらえるというわけではないので、使用の際には注意してください。
ユーザーは空文字を入力することができます。入力必須にする場合には、required属性を併用してください。
value属性を指定する場合には、その値には妥当な絶対URLを指定する必要があります。
■type=”url”の場合に指定可能な属性
- type=”url”
- URLの入力欄を作成する
- name属性
- フォーム部品に名前をつける
- value属性
- 送信される値を指定する(type=”url”の場合には、妥当な絶対URLを指定する必要がある)
- size属性
- 表示文字数を指定(1以上の正の整数)
- maxlength属性
- 入力できる最大文字数を指定する
- autocomplete属性
- 入力候補を提示して入力内容を自動補完する(on・off・default)(初期値はdefault)
- pattern属性
- 正規表現で入力値のパターンを指定する
- placeholder属性
- 入力欄に初期表示する内容を指定する
- readonly属性
- ユーザーによるテキスト編集を不可にして読み取り専用にする(readonly)
- required属性
- 入力必須にする
- list属性
- ユーザーに入力候補として提案するデータリストの要素を、その要素のid属性の値で指定する
■HTML5での使用例
[html]
<form action="cgi-bin/abc.cgi" method="post">
<p><label>URL:<input type="url" name="url" size="30" maxlength="40"></label></p>
<p><input type="submit" value="送信する"></p>
</form>
[/html]